シェイク!Vol.10 ヤヴァイ企画の話
平岡大典(NHK)
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草彅洋平(東京ピストル代表取締役社長)
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吉田尚記(株式会社ニッポン放送)
異なる業種で活躍する3人がそれぞれの視点で語り合い、新たな価値観を生み出すヒントを見つけるトークセッション「シェイク!」。
連載2回目は、NHKが取り組む「ヤヴァイ企画」について、吉田アナ・草彅さんが深掘りしていく様子をお届けする。
NHKが本気を出した
草彅 確かにギャップになりますもんね。
平岡 「キュン活ほっとらいん」はツイッターでトレンド入りしました。そのときの反応は「NHKがとうとう本気出した」というものでした。企画前に、大学生を集めて本音を語ってもらったんですね。最近の若い人って対価意識が強い。「私は受信料は払っていません。でも、大河ドラマが好きで毎年見ています。『ドラマのセットの瓦のひとつが私の受信料のひとつでできました』って言ってくれるんだったら払います」と言った子がいました。それでMY NHKというコンセプトを打ち出しました。これまではOUR NHKだったんです。災害のときも強いですよ、子供のころ教育番組見てましたよね、と言っていたのですが、「関係ないもん」と言われてたらもう終わりなんです。だから、あなたの好きなコンテンツを作っているNHKになろう。それが「キュン活ほっとらいん」の戦法です。ちょっと見ていただきましょう
4人のキャラクターが出てきて、その中から1人選んでコマンド選択で会話をすることができるんです。いわゆる乙女ゲーです。
草彅 やっぱバーコードの人がいいっすね。
平岡 この方の声を、諏訪部順一さんという人気声優さんが当てています。ツイッターのフォロワーが80万人以上いる。この諏訪部さん演じるキャラクターと会話をすることで、NHKや受信料のことがよくわかるようになっています。
平岡 ふつうのイケメンじゃなかったぶん、心に刺さったんでしょうね。ぼくがやりたかったのは、バーコードでかっこいいキャラクターを作ること。渡辺謙やユル・ブリンナーみたいに、丸坊主でカッコいい人はいるけれど、バーコードではいないですから。新しいキャラクターを生み出したくて。
草彅 確かにいない。
平岡 しかもそのキャラクターに諏訪部順一さんが乗っかって、あんなイケメンボイスで囁いてくれるんですから。ギャップ感がたまらないですよね。
シェイク!Vol.10 ヤヴァイ企画の話
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第1回: